S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス(Global Market Intelligence)は毎年、
総資産額をもとに世界の銀行ランキングを発表しているそうです
そして今回、2021年のランキングが発表されていたので、書きました
トップ5では
1. 中国工商銀行
2. 中国建設銀行
3. 中国農業銀行
4. 中国銀行
5. 三菱UFJとなり、去年と同じ結果になったそうです
米国のJPモルガンやシティなどが入っていないのは意外でした
トップ100にランクインした銀行の数が最も多いのは中国で、
19行がランクインし、総資産の合計は30兆4580億ドルとなり
2020年比で18%増えました
国別第2位は米国で12行でした
総資産は中国の19行の合計額の半分に当たる15兆5380億ドルでした
こんなに米国と中国の銀行の総資産額が離れているのは、意外でした
S&Pが注目すべき動きとして特に注目したのは次の4点です
- 米銀JPモルガン・チェースが前年比26%増の3兆3860億ドル(約370兆円)と総資産額を大きく増やし、イギリスのHSBCホールディングスを抜いて世界第6位を奪還した。2020年はHSBC、その前の2018年はJPモルガン・チェースが6位だった。
- HSBCホールディングスも前年比10%増の2兆9843億ドル(約322兆円)と総資産を増やしたものの、世界第8位へと2つ順位を落とした。
- フランスに本拠を置く金融グループのBNPパリバは、総資産額を前年比27%増やした。2つ順位を上げてHSBCホールディングスを抜き、世界第7位に躍進した。
- トップ100に初登場したのは2社。アメリカの金融グループ、ステート・ストリート(傘下のグローバル・アドバイザーズは世界3大資産運用会社に数えられる)が総資産額3147億ドル(約34兆円)で94位、カナダのデジャルダン・グループが2841億ドル(約31兆円)で99位にランクインした。
2021年に1兆ドル(110兆円)以上の資産を持つ銀行は、10行増え
世界全体で39行になったそうです