日銀は2010年12月以降の金融緩和で延々と買い続けてきたETFの出口戦略に
苦慮していましたが、ウルトラCの秘策が出てきました
まずは日銀の買い入れ資産と内訳です
3月の追加緩和に伴い日銀の資産残高は9月末で
前年同期比21.1%増の690兆0269億円です
内訳
国債 529兆9563億円(前年同期比 10.5%増)
J-REIT 19.9%増の6420億円
ETF 24.5%増の34兆1861億円となり、いずれの保有残高も過去最高額です
そして浮上している案の一つに、
ETFを個人に直接譲渡として保有してもらうという構想があるそうです
個人の購入希望者を募って日銀が保有するETFを譲渡するという案で、
一定期間、相応のインセンティブ付与を前提に売却制限を付して
譲渡することなどが考えられているそうです
つまりETFを割引価格で個人に譲渡し、譲渡後は一定期間保有を義務づけするという
スキームです
日銀が保有するETFは株価上昇で含み益があり相応の割引価格でも日銀には
損失は生じないそうです
かつ売却制限を課すことで市場インパクトを減殺できるということだそうです
出口戦略として、上手くいくといいですね